2020年11月5日木曜日

アルコニックス(3036)決算

本日11月5日はアルコニックス(3036)の決算発表がありました。

アルコニックスは非鉄原料の専門商社で、総合商社の双日の非鉄販社が分離独立して設立された会社です。
非鉄金属の中でも特にレアメタル分野に強みがあります。また、近年は金属加工等の製造業へのM&Aにも積極的で、「商社流通」と「製造」の二本柱でシナジー効果による収益力向上を目指しています。
ちなみに社名のアルコニックスは代表的な非鉄金属であるアルミニウム(Aluminium)・銅(Copper)・ニッケル(Nickel)の頭文字からきています。

2021年3月期2Qの純利益は前年同期比-36.6%の1,212百万円。
通期の業績予想も対前期-33.7%の2,400百万円。
新型コロナウイルス感染拡大の影響によりグループ全体で減収となったことが響いているようです。
アルコニックスのセグメントは「商社流通」と「製造」に大きく分けられますが、減収幅は「商社流通」が-21.9%、「製造」が-6.2%と、「商社流通」が大きな影響を受けています。
ただし、前期に多額のレアメタル棚卸評価損を計上し、今期はそれが概ね解消されたことから「商社流通」は減収ですが増益となっています。

今期の配当予想は1株当たり42円。
本日現在の株価1,477円で計算すると配当利回りは2.84%。
並みの配当利回りではありますが、2006年3月期の1株当たり6.25円から今期42円まで増配を繰り返しており、また配当性向も約24%と今後も増配の余地は十分にあります。

また、アルコニックスは優良優待銘柄でもあります。
100株以上1000株未満の保有の場合、1年以上継続保有した株主に2000円相当のカタログギフトが進呈されます。また、3年以上継続保有の株主への優遇もあり、カタログギフトから2点選択できるようになり2倍お得です。
カタログギフトの額面をそのまま利回り計算に使うべきなのか迷いますが、、、配当と株主優待を合わせた総合利回りは1年以上継続保有で4.20%、3年以上の継続保有になると5.55%まで高まります。

僕は取得単価1,190円で100株保有しており、本日現在28,700円の含み益が出ています。
2019年3月の権利落ち後に購入したので、2020年3月時点で保有年数は1年に達しておらず、まだ株主優待はもらったことがありません。
次回、2021年3月の権利獲得を目指します。


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